「格安SIM」が1000万件を突破。前年同期比プラス33.6%。総務省がデータ公開
いわゆる「格安SIM」の契約件数が、1000万件を突破したということです。
日本の人口が1億2000万人ぐらいですから、格安SIMが1000万件は多いですよね。まあ、複数の契約をしている人もいるでしょうから、人数というわけではないのですが。
それでも、格安SIMの契約が1000万件もあるということだと、少なくはないですよね。
「格安SIM」の契約件数が1000万件を突破
「格安SIM」契約数が1000万件を突破
MVNOサービスの契約数は1687万件(前期比+3.1%、前年同期比+18.3%)となっています。移動系通信の契約に占める割合は約10%ですね。
契約数が3万件以上のMVNOサービスの区分別契約数では、「格安SIM」と呼ばれるサービスを含むSIMカード型が1012万(前期比+4.9%、前年同期比+33.6%)となっているということです。前年同期比、33.6%増ということで、結構伸びましたね。
事業者別シェア
SIMカード型の契約数における事業者別シェアでは、IIJが14.1%(前期比-0.2ポイント)、次にNTTコミュニケーションズが12.3%(前期比-0.2ポイント)、3位は、楽天で11.6%(前期比+0.8ポイント)、4位は、ケイ・オプティコムが8.7%(前期比+0.5ポイント)、5位は、ソニーネットワークコミュニケーションズが5.0%(前期比-0.2ポイント)です。
ソニーが5位というのは、ちょっと意外でした。
1位 IIJmioなど
2位 OCNモバイルone
3位 楽天モバイル
4位 mineo
5位 nuroモバイルなど
ブランドというのか、提供サービスの名前のように変えると、上記のようになるのかなと思います。
2018年の格安SIMの成長は?
気になるのは、ここから、格安SIMの成長がどうなるかというところでしょうか。これまでは、右肩上がりでしたが、今後は、どうなるでしょうね。
まだ成長はしそうですが、成長が鈍化しそうですよね。
格安SIMは安くて良いですし、タブレットなどに使うのは良いと思うのですが、ドコモ系の通信速度がだいぶ遅くなってきていて、こういうことを考えると、メリットが限られてきているところがあると思います。
そういうことが、格安SIMの利用者が増えてわかってくると、やっぱり、高くても回線速度が速いほうが良いということにもなるかもしれませんし。
格安SIMの淘汰の時代もそろそろ?
また、MNOから直接回線の提供をうける一次MVNOサービスの事業者は355者(前期比+24者、前年同期比+81者)で、二次以降のMVNOサービス事業者数は398者(前期比+16者、前年同期比+62者)とかなり多いです。
これだけ多いと、そろそろ格安SIMの事業者が、淘汰されていく感じはあるのかもしれません。
今年、2017年は、FREETELが、楽天に買収されました。ここが転換点になっていくのか、というのはありますよね。
また、楽天は、第4の携帯電話会社としても、名乗りをあげました。
そういったことから考えると、格安SIMを含めた、携帯電話の環境は、また変わっていきそうですね。
ということで、そんな格安SIMや携帯電話の情報も、このブログで、たまには書いてみたいと思い、こんな記事を書いてみました。