Samsungが「ゼロベゼル」OLEDディスプレイ開発。ベゼルレスiPhone用に採用?
サムスンディスプレイが、2023年8月17日に、スマートフォンの全面フルスクリーン実現に必要な「ゼロベゼル」コンセプト製品を準備していると明らかにしたということです。
AppleがサムスンディスプレイとLGディスプレイなどにゼロベゼルを適用したiPhoneの有機発光ダイオード(OLED)の開発を要請したという噂があります。
この「ゼロベゼル」OLEDディスプレイが、将来的にiPhoneに採用されるのかもしれません。
Samsungが「ゼロベゼル」OLEDディスプレイ開発。ベゼルレスiPhone用に採用?
Samsungが「ゼロベゼル」OLEDディスプレイ開発
サムスンディスプレイのチョン・ヨンウク常務が、「サムスンディスプレイはアンダーパネルカメラ(UPC)と、境界線自体を完全になくすゼロベゼルコンセプトの製品を準備している」と明らかにしたそうです。
ゼロベゼルを実現するためにUPCの光透過率を50%以上に高め、ピクセル構造を最適化しなければならないと明らかにしたとのこち。ゼロベゼルの実現のためには、3D合着、エッジの明るさ制御などを技術課題として提示したということです。
これらの技術的な課題が解決できれば、ゼロベゼルが実現可能なのかもしれません。
そうなったとしたら、iPhoneにベゼルのないディスプレイが搭載される可能性もありそうですね。
スライダブルも
チョン・ヨンウク常務は「OLEDの導入でフォルダブルとスライダブルなど多様な形でモバイル製品が進化するだろう」とし、「製品を折りたたんで閉じるためには耐久性を強化しなければならず、画面が2つ以上使用され、面積が大きくなるため、消費電力の重要性も高まる」とも発言したとのこと。
同氏は「スライダブルはセットメーカーと協議が必要だが、2~3年以内に製品として発売されるのではないかと思う」と付け加えたそうです。
ということで、画面などがスライドして表示されるようなスライダブルが2〜3年以内に製品として発売されるだろうとしています。
スライダブルスマホが、Samsungなどから登場するのでしょうか。
ディスプレイの改善
以前よりも、スマホなどのベゼルは細くなっていますね。
ただ、まだベゼルが全くなくなったというわけではありません。
「ゼロベゼル」OLEDが実現すれば、ベゼルがないスマホやiPhoneが登場するということになるのかもしれません。
いつぐらいに実現するのか、今後の技術の改善などに期待したいところです。