ThinkPhone by Motorola発表。ThinkPadと連携可能
Motorolaが、「ThinkPhone by Motorola」を2023年1月6日に発表しました。
「ThinkPhone」は、パソコンの「ThinkPad」シリーズが誕生から30周年を記念するモデルとのこと。
高い耐久性能や高度なセキュリティ保護機能、Windows OSとの連携機能があるということです。
今後数カ月以内に、アメリカ、ヨーロッパ、中南米、中東、オーストラリア、アジアの一部の国で販売されるとのこと。
ThinkPhone by Motorola発表。ThinkPadと連携可能
ThinkPhone。耐久性とセキュリティ
ThinkPhoneの本体は軽量アラミド繊維や航空機グレードのアルミニウムフレームなど耐久性の高い素材で構成、カバーガラスにはコーニングのGorilla Glass Victusを採用し、高い耐久性があるとのこと。
防水・防塵(じん)はIP68相当に対応しています。
米軍の物資調達規格「MIL-STD 810H」に準じた落下試験(最大1.25mからの落下)に耐えられるように設計されているということです。
セキュリティプラットフォーム「ThinkShield」を採用するほか、「ThinkPhone」のシステムはハードウェアとプレミアムAIによるセキュリティソリューション「Moto Threat Defense」によって保護されるそうです。
セキュリティー・プライバシー関連のハブ機能「Moto Secure」も付属するし、「Moto OEMConfig」や「Moto Device Manager」と組み合わせると、管理者が遠隔操作でロック画面の設定変更や、ロック解除パターン設定などを行えるということです。
赤い物理キーを本体側面に搭載
また、赤い物理キーを本体側面に搭載し、重要なアプリケーションを1キーで起動可能で、「ThinkPhone」と「ThinkPad」を即座に連携したりできるということです。
「Think 2 Think connectivity powered by Ready For」
ThinkPadブランドのPCと連携するための機能として「Think 2 Think connectivity powered by Ready For」を搭載しており、Windows搭載PCとの間でクリックボードの共有やPC上からのアプリ再生、ファイルの受け渡しや内蔵カメラ連携などが利用出来るとのこと。
Think 2 Thinkエクスペリエンスには以下が含まれます。
インスタントコネクト:電話とPCは、近くにいるときにシームレスに検出し、WiFi経由で接続します。
統合クリップボード:コピーしたテキストや最近の写真、スキャンしたドキュメント、ビデオを宛先デバイスの任意のアプリに貼り付けることで、デバイス間でシームレスに転送します。
統合通知:電話通知は、Windowsアクションセンターに即座に表示されます。通知をクリックすると、PCの画面で対応する電話アプリが自動的に起動します。
ファイルドロップ:ThinkPhoneとPCの間でファイルを簡単にドラッグアンドドロップできます。
アプリストリーミング:PCで直接Androidアプリケーションを開きます。
高度なウェブカメラ:強力なThinkPhoneカメラとAI機能を活用して、すべてのビデオ通話のウェブカメラとしてシームレスに使用できます。
インスタントホットスポット:PCから直接ワンクリックでインターネットに接続し、ThinkPhoneの5G接続を活用します。
「Microsoft 365」「Outlook」「Teamsモバイルアプリ」などがプリインストール
また、Microsoftとのパートナーシップにより,出荷時点で「Microsoft 365」「Outlook」「Teamsモバイルアプリ」などがプリインストールされているとのこと。
ThinkPhoneのスペック、仕様
ディスプレイは6.6インチで解像度はFHD+
バッテリーは、 36時間の連続利用が可能で、68Wの急速充電に対応
チップセットは「Snapdragon 8+ Gen1」を搭載
モバイル通信は5Gに対応
Wi-FiはWi-Fi 6Eをサポート
カメラは5000万画素
Windows搭載PCとの連携が良さそう
ThinkPhoneは、Windows搭載PCとの連携が良さそうですね。
というか、このような連携が、他のAndroidスマホでも、元々できるようにしてほしいと思いました。
いずれにしても、LenovoとMotorolaが連携して作成したThinkPhone、なかなか良さそうですね。Windows PCを使っている方に便利そうだと思います。